カギが動かなくなったという相談をしてくるお客さんもとても多いです。

玄関のカギを開けようとしてもカギが重たくて全く動かないことがあるのです。

このようなトラブルの原因として考えられるのが鍵穴の詰まりです。
鍵穴の中にゴミやホコリなどがたまっているために内部の部品が固まって動かなくなってしまうのです。
ホコリのほか、ペットを飼っている家なら動物の毛がたまることがあります。海沿いに建っている家なら潮風がふいて塩で錆びてしまうこともあります。

こういった鍵穴のつまりの時はメーカー指定の潤滑剤とパーツクリーナーを使ってきれいに掃除するといいでしょう。

油をさして動きを良くしようとするお客様も多いです。家にあった機械油などを注す人もいたりします。実はこの油もカギの故障の原因のひとつだったりします。
たしかに油をさすと最初は動きがスムーズになります。
しかし、やがて油とホコリが混ざり合っていくとドロドロの塊になってしまい、カギの動きをますます妨げることになってしまいます。

形が悪いカギを使っていることも故障につながります。
精度の低い合鍵や長年使って変形してきたカギを使用しているとシリンダーが故障してしまうことがあります。

また、カギ周りに塗料を塗ったことでその塗料がシリンダーに混入してしまったというケースもありました。